平和を願う碑
東部海浜開発事業検討会議やら、100人委員会やらなんやらで、最近よく沖縄市役所に行く。
週3ぐらいで行くこともある。
それでも最近まで気が付かなかったものがあった。
この石碑だ。
先の太平洋戦争で甚大な被害を受けたという共通の過去の経験から、『広島市・長崎市・沖縄市中学生ピースサミット』というのが2000年に沖縄市で開かれたそうだ。
この石碑はそのときに作成された『サミット宣言』記したもの。
以下、宣言文の抜粋。
- 戦争を二度と起こさないようにするために、被爆者及び沖縄戦の体験を学び、マスコミやインターネットなどを通じて世界に平和を発信する。
- 現在、世界各国が保有している核兵器をなくせるよう反核運動などに積極的に参加するとともに核廃絶の願いを同世代の人々に伝えていく。
- 過去の過ちを認め、いろいろな国や地域の人々と命の尊さや平和について意見を交わし交流する。
- 現在、人類が抱えている差別、戦争、そして貧困などの問題を考え、自分なりの意見を持ち、障害者や老人との交流、環境美化など身近なボランティア活動を始める。
- 地球上の全ての生き物のために、環境問題についてもひとり一人が真剣に考え、リサイクルや資源・エネルギーの無駄遣いをなくすよう努力する。
- 自分とは違う相手の個性を尊重し、温かい心を持った人になるよう努め、いじめをなくし、平和を確立させる。
いまの社会は、この宣言が出された2000年から、少しは良くなっただろうか。
この宣言に少しは近づいただろうか。
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