うたの日カーニバル

ひげぼうず

2007年07月07日 17:00

2007年6月24日。

比嘉であったハーリーのあと。
我が家族は早めに撤収し、ある場所へ向かう。

その場所とは宜野湾にあるコンベンションセンターに隣接する宜野湾市海浜公園 多目的広場。
ここで、うたの日カーニバルが開かれるのだ。

うたの日とは、沖縄の慰霊の日の翌日で、石垣出身のバンドであるBEGINが提唱した日。

戦争が終わり、人々の元に歌が戻ってきた日

という意味をこめているという。


熱いぜ。
熱すぎるぜ、BEGIN



30歳を過ぎてから涙腺が緩みっぱなしのおいらは、そんな意味を聞くだけで目頭が熱くなっちまうぜ



昨年までは、屋内で、有料で行われていたこのイベント、なんと今年から

野外で!
しかも無料で!


行われることになったのだ!


無料という言葉にめっぽう弱い我が家。
しかも大好きなBEGINをはじめとする人気アーティストが集まるというではないか!

なんとしてでも行かねばならん!
行かねばならん~~~!!!

ということでやってきたのだ。


到着したのは開始直前。
ギリギリセーフ。
よかったぁ。

それにしてもすごい人!



沖縄中の人が集まったみたい!
こんなすごい人出、沖縄に来てから始めてかも!



オープニングは最近力をつけてきたインディーズのバンドたち。
ゴメン。
名前忘れちゃった!

でもとっても良かったよ!


徐々にテンションが上がっていく中、
キターーー!!!
この人!!!



下地勇アニキ!

宮古の方言さっぱりわかんね~!!

でも超かっこいいぜ~!!
さすがアニキだぜ!

会場のテンションは一気にヒートアップ!





下地のアニキに圧倒されっぱなしのあとは、
約2年ぶりに公に出るというこの二人!



Kiroro!!!

Kiroroの二人はすでに一児の母。
さらになんと玉城千春さんは現在妊娠8ヶ月(ぐらい。多分。)。
この日は体調が優れず、病院から直接駆けつけてくれた。
ありがとぉ~!!

そして、Kiroroの歌声が会場に響く。


~生きてこそ~

ママ 私が生まれた日の 空はどんな色?
パパ 私が生まれた日の 気持ちはどうだった?




『生きてこそ』の歌詞が、親である自分に重なる。

ヤバイ!
目から汗が!
いや、埃が入っただけだから!




隣で聞く奥さんにばれないようにこっそりと『汗』を拭う。
ってか!
振り返ったらみんな泣いているし!

恐るべし、Kiroro。
すごい破壊力だ。


体調が割りと良くなった、と玉城千春さんは体のムリを押して予定より一曲多く歌ってくれた。
ありがとう!
いい子を産めよぉ~!


夜の帳が下り始め、あたりは暗くなってきた。




そのあとモンゴル800が登場、会場は異様な熱気に包まれる!



残念ながら、このときぼーずが『おしっこ!』と言い出して一時会場を離れたのだ。
う~ん、残念。
でもしかたない。

モンゴル800を思いっきり見逃したがその後に控えるのは、沖縄文化を内地の人たちにグッと近づけたこの人!



宮沢和史さん!
この人と来たらやっぱり『島唄』

会場中大合唱!

すげぇ!
熱いぜ、熱すぎるぜ!





このあたりからファミリーゾーンでも立つ人が増えだした。
座ってみているおいらにとっちゃちょっと邪魔だが、気持ちはわかる。



そして、最後はやっぱりBEGIN!!!





会場総立ち!

テンション上がりまくり!!!
さすがこのコンサートの立役者!




『さんしんの花』を会場全員で合唱しているとき、再び目から汗が!いや埃が!

なんかこう、一体感というかなんというか、すごかった。

途中のアナウンスでは、この日会場に訪れたのは3万人以上!

その3万人が心を一つに歌っている!!
赤ちゃんからオジイオバァまでみんなが!!



すごいことだ。
うたってすごいパワーだ。

音楽で世界は変わると思った。
マジで。



最後は『島人ぬ宝』。
これもみんなで力いっぱい掛け声出して。

サイコーでした。
思い出すだけでやばいです。






全ての楽曲が終わり、静まり返ったステージ。

まだ誰も場所を動かない。

どこからともなくアンコールの声が!
それが全体に広がっていく!


キターーーー!!!



会場は狂喜乱舞!!


本当の最後は『うたのうた』という、BEGIN曰く『うたの日公式ソング』という歌。
よく分からんが、うたうぞ~~!!



みんなもうたいへん。
最後はすごいことになってたね~。





4時45分に始まったコンサートはおおよそ9時半ぐらいまで。
約5時間という超ボリュームのコンサート。

しかし、そんな時間を感じさせないほど濃密で、あっという間だった。
いや~、いい体験をさせてもらった。


来年も再来年も、ず~っとこのコンサートは行こうと思うよ。
無料である限り。
ココ大事。

参加してくれたアーティストの皆さん、ホント、ありがとう。
心から感謝感謝。
あんたたちはすごいよ、サイコーだよ。

うたの日ばんざ~い!

うたの日、おめでとう~!!
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